特定技能外国人材の面接で企業が確認すべきポイント|ミスマッチを防ぐ採用設計
- GLORY OF BRIDGE 株式会社
- 11 分前
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目次:
特定技能制度の拡大により、海外人材の採用を検討する企業は年々増えています。
一方で採用現場では、
「思っていた仕事内容と違った」
「早期離職してしまった」
「コミュニケーションがうまく取れない」
といった採用ミスマッチに悩む企業も少なくありません。
特定技能人材の採用では、
日本語能力や技能試験の結果だけで判断するとミスマッチが起きやすくなります。
重要なのは、面接段階で仕事内容・働き方・価値観をすり合わせることです。
本記事では、特定技能人材の面接で企業が確認すべきポイントを整理し、
ミスマッチを防ぐ採用設計の考え方を解説します。
外国人採用で起きやすいミスマッチとは

外国人採用の現場でよく起こるミスマッチは、大きく3つのタイプに分けられます。
① 仕事内容の認識違い
例えば物流や建設の現場では、
仕事内容のイメージが国によって大きく異なることがあります。
企業側は「荷物の仕分けや運搬作業」と説明したつもりでも、
候補者は「軽作業中心」と認識しているケースもあります。
その結果、入社後に
思っていたより体力的に大変だった
想像していた仕事と違った
と感じてしまうことがあります。
そのため面接では、仕事内容をできるだけ具体的に説明することが重要です。
写真や動画を見せながら説明すると、認識のズレを防ぐことができます。
② 日本での生活イメージのギャップ
外国人材にとって、日本で働くことは仕事だけではありません。
生活環境も非常に重要な要素です。
例えば、
寮生活
生活費
気候
交通手段
などについて理解が不足していると、生活面でのストレスが生まれることがあります。
特に地方勤務の場合、母国と生活環境が大きく異なるケースもあります。
面接段階で生活環境を説明しておくことで、定着率は大きく変わります。
また、日常生活で困っていないか、小まめなコミュニケーションも重要です。
③ キャリアの方向性の認識違い
特定技能人材の多くは、
日本でできるだけ長く働き、お金を稼ぎたいという目的を持っています。
日本と母国の賃金差が大きいため、
家族を支えたり将来の資金を貯めたりすることが主な目的です。
そのため企業側が「長く働いてほしい」と考えること自体は、
多くの場合、本人の希望とも一致しています。
ただし重要なのは、どのような働き方を想定しているかです。
例えば、
残業の考え方
休日の使い方
将来のキャリア
などについて認識の違いがあると、後からミスマッチになる可能性があります。
そのため面接では、
日本でどのくらい働きたいと考えていますか?
将来の目標はありますか?
日本でどのような生活をしたいですか?
といった質問を通じて、働く目的や将来イメージを確認することが重要です。
面接で確認すべきポイント

ミスマッチを防ぐためには、面接の段階で次のポイントを確認することが重要です。
① 仕事内容への理解
応募者が仕事内容を正しく理解しているかを確認します。
例えば、
どんな作業を想像していますか?
重い物を運ぶ作業についてどう思いますか?
立ち仕事は問題ありませんか?
といった質問をすることで、仕事内容の認識を確認できます。
また、可能であれば
現場写真 や 作業動画などを見せることで、仕事の理解度を高めることができます。
② 日本語コミュニケーション
日本語試験のレベルだけでは、実際のコミュニケーション能力は分かりません。
面接では、
会話が成立するか
指示を理解できるか
分からないときに質問できるか
といった点を確認することが重要です。
物流や建設などの現場では安全に関わる指示が多いため、
コミュニケーション能力は非常に重要な要素になります。
日本企業が見落としがちな質問

外国人採用の面接では、日本人採用と同じ質問だけをしてしまい、
実務上重要な確認が抜けてしまうケースがあります。
特定技能人材の採用では、次のような点を面接で確認しておくことが重要です。
① 残業やシフト勤務への理解
日本企業では残業やシフト勤務がある職場も多いですが、
外国人材にとっては働き方のイメージが母国と異なることがあります。
例えば、
残業はどのくらいできますか?
夜勤やシフト勤務は問題ありませんか?
繁忙期に残業が増える可能性がありますが大丈夫ですか?
といった質問を通じて、働き方への理解を確認することが重要です。
母国では残業が少ない働き方の国もあるため、
事前に共有しておくことでミスマッチを防ぐことができます。
② 職場ルールや安全ルールへの理解
日本の職場では、安全ルールや作業手順が厳しく決められているケースが多くあります。
しかし国によっては、こうしたルールが日本ほど厳格でない場合もあります。
そのため面接では、
作業ルールを守ることについてどう思いますか?
安全ルールが多い職場でも問題ありませんか?
分からないことがあった場合、上司に質問できますか?
といった質問を通じて、ルール遵守の姿勢や安全意識を確認することが重要です。
③ 職場コミュニケーションへの考え方
日本の現場では、
分からないことは確認する
ミスを防ぐために質問する
といったコミュニケーションが重要になります。
面接では、
分からないことがあったらどうしますか?
上司に質問することはできますか?
といった質問を通じて、
職場でのコミュニケーションスタイルを確認しておくことが大切です。
面接で避けるべきNG質問

外国人採用の面接では、意図せず不適切な質問をしてしまうケースもあります。
文化的配慮やプライバシーの観点から、次のような質問には注意が必要です。
① 宗教に関する過度な質問
外国人材の中には宗教的な習慣を持つ人もいます。しかし、
どの宗教ですか?
毎日お祈りしますか?
など、宗教について直接的すぎる質問は避けた方が良いでしょう。
必要な場合は、
食事の制限はありますか?
生活上配慮が必要なことはありますか?
といった実務的な聞き方にすることが望ましいです。
② 母国の政治や社会問題に関する質問
例えば、
あなたの国の政治についてどう思いますか?
あなたの国の経済状況についてどう思いますか?
といった質問は、相手を不快にさせる可能性があります。
面接では、仕事に関係する内容に焦点を当てることが大切です。
③ 日本語能力を過度に否定する質問
日本語能力を確認することは重要ですが、
日本語が全然できませんね
それでは仕事にならないのでは?
といった否定的な言い方は避けるべきです。
外国人材は、日本語が完璧でなくても日本で働こうと努力しています。
面接では、安心して話せる雰囲気を作ることが重要です。
採用判断の考え方
最後に重要なのは、採用判断の基準です。
外国人採用では、完璧な日本語や即戦力スキルを求めすぎると、
採用できる人材が限られてしまいます。
そのため多くの企業では、
人柄
学習意欲
定着可能性
を重視しています。
つまり、「今できること」よりも「将来成長できるか」を見ることが重要です。
まとめ|面接は「選考」ではなく「すり合わせ」
特定技能外国人材の採用では、面接は単なる選考の場ではありません。
企業と候補者の認識をすり合わせる場でもあります。
仕事内容、生活環境、働く目的を丁寧に共有することで、
採用後のミスマッチを大きく減らすことができます。
外国人採用を成功させる企業は、
面接段階から丁寧なコミュニケーションを行っています。
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